古今東西よくある話、十番煎じの童話集

小学4年生からの読み物

きつぬとたねきの化かし合い

昔々、きつね達とたぬき達がいました。

きつね達がたぬきに化けて一杯食わしてやろうと思っていたころ、

たぬき達もきつねに化けて一泡ふかしてやろうと思っていました。

 

たぬきは化けるのが上手なので、きつね達は騙されました。

仲間のきつねだと思ったら本当はたぬきだったり、

敵のたぬきだと思ったらきつねだったり、

きつねに化けているたぬきだと思ったら仲間のきつねだったりしました。

 

きつねも化けるのが上手でした。

たぬき達も翻弄されました。

 

もうどっちがどっちだか、ちんぷんかんぷんでした。

きつねもたぬきもごちゃごちゃになり、なまえもなんだかわからなくなり、

きつぬとたねきになってしまいました。

 

 

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キツネとタヌキのバカ試合