連鎖が止まるとき
昔々あるところに、どこにでもいる普通の顔をした人がいました。
ある日その人は刀を差していたので、自分の前にいる人を刺しました。
刺された人は有り触れた顔の人でした。その人は刺されたことが悔しくて、
自分の前にいる人を刺しました。
刺された2人目の人は何の変哲もない顔の人でした。その人は怒りに任せ、
自分の前にいる人を刺しました。
刺された3人目の人はありきたりの顔の人でした。その人は仕返しをしようにも、
振り返るのが面倒なので、自分の前にいる人を刺しました。
刺された4人目の人は平凡な顔の人でした。その人は、今までの人を倣って、
何も考えずに、自分の前にいる人を刺しました。
刺された5人目の人はどうということのない顔の人でした。その人は刺されたので、
刺されたので、自分の前にいる人を刺しませんでした。
この人たちの中で、損をした人は誰でしょうか?徳をした人は誰でしょうか?